根拠に基づく治療戦略EBM
根拠に基づく治療戦略EBM
このページは腰痛が単なる「体のゆがみ」や「骨盤のズレ」ではなく様々な要因があることを理解していただくためにつくらさせていただきました。
是非、あなたの腰痛のご回復の参考になれば幸いです。
世界の腰痛診療ガイドラインに基づいて施術させていただきます
まずは、腰痛を治すには、現代の腰痛事情を正しく知りましょう。
今までの固定概念を見直すことが必要です。
そのためには、最良のエビデンス(証拠、根拠)を
把握したうえで施術を選ぶことが大切です。
そういった意味で、EBMの登場は世界の腰痛事情を変えていったのです。
1991年、医学界にEBM(Evidence-Based Medicine)という概念が登場しました。これは、医師個人の経験や伝統、権威者の意見にとらわれず、病理学的裏付けはともかくとして、医療現場で得られた信頼性の高い証拠を基に、患者さんと話し合いながら治療方法を模索して最善の医療を提供する方法論です。
このEBMの登場によって、各分野で従来の診断と治療の再評価が始まりました。腰痛の分野ではアメリカ政府が1994年に「成人の急性腰痛ガイドライン」を発表したのを皮切りに今世界では16の腰痛診療ガイドラインがあります。
いずれにせよ、腰痛すべてが解明されてないにせよガイドラインの作成過程でいくつかの意外な事実が明らかとなりました。
腰痛治療の劇的な転換がおこりました
世界的なインターネットの普及、CT、MRIなど医療診断機器の発達で
世界各国からあらゆる症状の情報がたやすく入る時代となりました。
しかし、今まで定説だったことが、打ち砕かれる新たな情報が次々と入ってくるようになり腰痛分野では驚くべき変化がおきました。
それは、「生物学的(物理的・構造的)損傷」たとえば、歪みや神経圧迫という機械的なモデルではなく、さまざまな要因によって生じる「生物・心理・社会的疼痛(とうつう)症候群」として腰痛をみるようになったのです。
これがいわゆる腰痛概念の劇的な転換です。